OWL OSAKA 実証店舗 データ取得方式のご提案

お客様に「協力していただく」設計を、
やめます

先日の打ち合わせで頂いた「押すのが面倒」「データを自ら取るのはハードルが高い」というご指摘を受け、 お客様にも現場にも新しい動作を求めない方式に設計し直しました。 すでに必ず起きている動作に、データ取得を相乗りさせる考え方です。

株式会社EXPLACE / 2026年◯月◯日

01打ち合わせで伺ったこと

以下を設計の前提としています。認識に相違がありましたらご指摘ください。

頂いたご指摘設計への反映
入場時にiPadは押すのが面倒入場時にお客様へ操作を求める設計は採用しません
店の中で好きなジャンルが変わる入店時に嗜好を伺う設計をやめ、店内で伺う形にします
退店したらWi-Fiが切れるこれを自動チェックアウトに使います。本設計の中核です
データを自ら取るのはハードルが高い現場に新しい作業を発生させないことを要件に含めます
方向性さえわかれば良い全数取得は目指しません。傾向が掴める水準で設計します
音楽とDJのマッチングに価値があるこれを最優先の出力目標として設計しています

02考え方

お客様に新しい動作を1つでも増やすと、実行率は大きく落ちます。
そこで すでに必ず起きている動作に、相乗りさせます。

必ず起きていることここに載せられること
Wi-Fiに接続するお客様が自ら求める行為。ここに設問を1問だけ挟みます
年齢確認(身分証提示)全員が必ず通る唯一の接点。取りこぼしが発生しません
DJ転換で音が落ちるフロア全員が一斉にスマートフォンを見る瞬間です
ドリンクを注文する「言ったこと」ではなく「買ったこと」が記録されます
店を出るWi-Fiの切断が、そのまま退店の記録になります

034つの方式と、想定される取得率

実現可能性だけでなく、実際にどれだけのお客様から取得できるかで評価しています。
※ 取得率は一般的な数値からの想定です。実証で確認し、Phase 0 で確定させます。

方式届く範囲 想定取得率データの質
A Wi-Fi接続時の1問 接続する方
(3〜5割)
30〜50%
属性・滞在時間
B 年齢確認への相乗り 全員
60〜80%
1問のみ
C 転換時のLED掲出 フロア全員
が目にする
5〜15%
音楽嗜好(詳細)
D VIP席モバイルオーダー VIP席の方
(5〜10%)
5〜10%
実際の購買

単体で完結する方式はありません

どの方式にも必ず取りこぼす層があります。そこで 性質の異なる方式を重ねます。 Bで全員から1問、Aで接続者から属性と滞在時間、Cで音楽の好みを深く、Dで実際の購買を。 この4層で、「方向性さえわかれば良い」という水準は十分に超えます。

AWi-Fi接続時の1問

「退店したらWi-Fiが切れる」というお話をそのまま形にしたものです。
Wi-Fiへの接続がチェックイン、切断がチェックアウトになります。

お客様の体験

OWL OSAKA FREE Wi-Fi
今日は誰と
来ましたか?
1人で
友達と
デート
回答せずに接続する
タップすると接続されます
1
Wi-Fiを選ぶ
2
画面が自動で開く(お客様の操作は不要です)
3
1つタップする 所要3秒
4
接続完了 = チェックイン
5
退店して電波が切れる = 自動チェックアウト

設問は日替わりで差し替えます。1日1問でも、1週間で7種類のデータが集まります。 「来月ケーキを出すか検討したい」となれば、その週だけ設問を差し替えることができます。

店舗側の画面

今夜の状況 2026-11-15(金) 23:47
89
接続中(フロアの人数目安)
234
今夜の累計
2:14
平均滞在時間
64%
「友達と」の回答比率
21時 → 26時の接続数推移

必要なもの

事前にご確認をお願いしたい点

OWL様のWi-Fi機器が家庭用のルーターである場合、この機能が備わっていません。 その場合は業務用機器への交換が別途必要になります(数万円程度)。 A・C および混雑度表示はいずれもこの仕組みを土台としているため、 機器の型番を最優先でご確認いただけますと幸いです。

B年齢確認への相乗り

お客様には何も触っていただきません。 身分証の確認は全員が必ず通る工程です。ここに、スタッフ様の1タップだけを追加します。

スタッフ用画面
ご来店は
何回目ですか?
初めて
2〜5回
常連
聞けなかった
押すと即座に次の入力へ戻ります
1
お客様が身分証を出す (今まで通り)
2
スタッフ様が年齢を確認 (今まで通り)
3
会話の流れで伺い、1タップ 所要1秒

既存のタブレットやスマートフォンのブラウザで動きます。
アプリのインストールは不要です。

「聞けなかった」を必ず用意します

混雑時には伺えない場面が必ず発生します。無理に入力を求めると入場が滞り、現場のご負担になります。 「聞けなかった」を押せるようにしておくことで、スタッフ様は迷わず次のお客様に進めます。

そして 「今夜は何割から伺えたか」自体が、有用なデータになります。 「金曜のピーク帯は3割程度」と分かれば、その時間帯はWi-Fi側のデータで補う判断ができます。

C転換時のLED掲出

アプリの通知は使いません。すでにある大型LEDを、お知らせの手段として使います。
音が落ちた瞬間、フロアのお客様は一斉にスマートフォンをご覧になります。ここが唯一の空き時間です。

フロアのLED(DJ転換時・全画面)
QR
次にかけてほしいのは?
投票受付中 あと 60秒
1
DJの転換で音が落ちる
2
スタッフ様が管理画面の「投票を開始」を押すだけ
3
LEDにQRが全画面表示され、フロアの数十名が一斉に読み取る
4
結果をその場でLEDに表示 = データ取得がそのまま演出になります
アプリの通知LED掲出
届く相手アプリを入れ、通知を許可した方のみフロアにいる全員
気づかれるか音が大きく、気づかれにくい見ないほうが難しい
開発通知基盤の構築が必要QRを表示するだけ
お客様の印象邪魔をされたイベントとして楽しい

実施は1営業日に2〜3回までとします。回数が多いと効果が薄れます。 すでにご提案している映像出力画面に、1つモードを追加する形で実装します。

DVIP席モバイルオーダー条件が整えば

「ケーキを出したら良いのか」という問いに、最も確実に答えられる方式です。
「甘いものが好き」という申告ではなく、実際に何を召し上がったかが記録されるためです。

OWL VIP-3番席
カクテル
ウイスキー
ボトル
ソフトドリンク
テーブルのQRから、席を離れずにご注文
  • お会計は今まで通り、退店時にまとめて精算します。オンライン決済は作りません
  • バーカウンターには導入せず、VIP・ソファ席に限定します。混雑時のオペレーションに影響を出さないためです
  • 席が固定されているため、どこにお運びするかが自明です

席数と現在のご注文の受け方を確認させていただき、運用に無理がある場合は次フェーズに回します。

08あわせて実装するもの

混雑状況の表示

Wi-Fiの接続画面とJP Nightに、「いまのフロアの混み具合」「次のDJまであと何分」を表示します。
これ自体はデータを取得しません。お客様に「画面を見る理由」を作るための機能です。 混雑状況はAの接続数からそのまま算出できるため、追加の開発はごくわずかです。

OWL OSAKA いまの状況
混雑度  ●●●●○ やや混雑
次のDJ  DJ TAKA 23:30〜

事前チェックイン(ご予約のお客様向け)

打ち合わせで頂いた「サウナは来店前に登録を済ませる」というお話について。 ご予約・団体・VIPのお客様には非常に有効です。この層はもともと事前にご連絡を取られているため、 事前に済ませる動機がすでにあります。一方、当日ご来店を決められるお客様には動機が働きにくいため、 ご予約導線の中にのみ組み込むことをご提案します。 JP Nightの既存のご予約機能に1問追加するだけで実現できます。

09導入の順序

実装するもの理由
1A Wi-Fi接続時の1問他のすべての土台。接続数の計測がCと混雑度表示にも使われます
2 混雑状況の表示Aの副産物として、わずかな追加で実現できます
3B 年齢確認への相乗り取得率が最も高い方式。店長様のご協力が前提となります
4C 転換時のLED掲出映像出力画面に1モード追加。演出としても機能します
5D VIP席モバイルオーダー席構成と運用体制を確認のうえ判断します

1と2は確定でPhase 1に含めます。3〜5は上記のご確認が取れ次第、Phase 0で範囲を確定させます。

10ご確認いただきたいこと

下記が分かりますと、Phase 0 の精度が大きく上がります。

OWL様のWi-Fi機器の型番
最優先です。家庭用ルーターの場合、A・C・混雑度表示の3つが同時に成立しなくなります
Wi-Fiの管理者(テック様/回線業者様/店舗)
設定変更のご相談先になります
入口での年齢確認の運用
どなたが、どの端末で、どれくらいの時間をかけて実施されているか
Bの実施について、店長様のご意向
現場のご負担になる場合は、無理に導入いたしません
LEDの入力系統
PCの映像を映せる構成かどうか
VIP・ソファ席の席数と、現在のご注文の受け方
Dの実施可否の判断に使用します
JP Nightのご予約機能の有無
事前チェックイン(ご予約のお客様向け)の実現方法に関わります